63回目の広島原爆忌・・・
午前八時十五分、平和祈念式典の映像の前で
子どもと一緒に黙祷しました。
私が子どもの頃
八月六日は登校日で、必ず平和の大切さを学ぶ授業がありました。
原爆投下時刻になると、町中の有線スピーカーから鐘の音が鳴り響き、
歩いている人や、バスや電車に乗っている人たちが
目を閉じて祈りを捧げていました。
小学校の同級生(被爆二世)が放射能の影響で白血病で亡くなったり、
祖母のお姉さんが何人も亡くなっていたり、
原爆は、自分の身近な恐怖でした。
今日の広島は式典や会議のために国内外の要人がたくさん訪れ、
警備がとても厳しくなります。
平和公園周辺は、お線香の匂いが立ち込め、深い深い祈りに包まれます。
地元に暮らしている人たちにとっては、息苦しく辛い一日です。
夜には元安川で灯篭流しが行われます。
祖母に連れられて、亡くなった家族の名前を書き、ろうそくに火を灯し、
灯篭に入れて川に流して、手を合わせる。。。そんな思い出もあります。
川面に浮かぶ色とりどりの美しい灯篭の光は、
同じ命日の人たちの数なのです。
その光の数と同じだけの悲しみが、原爆によって生み出されたのです。
できれば、八月の広島に足を運んでみてください。
眼には見えない大切なもの・・・『平和』
心で感じて無くさないで生きていきたいです。
もうすぐ故郷に帰省します。
私の生まれ育った広島へ・・・

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