お出かけに最適なこの季節、
新型インフルエンザやら、交通事故のケガやらで
ぜーんぜんお出かけしませんでした。
そんな私の娯楽と言えば・・・
療養中の名のもとに濃厚接触してた本
『心霊探偵八雲4 守るべき想い』 神永学
教育実習中のはるかちゃん、今回は逃亡中の殺人犯を見つけてしまいました。
実習先の小学校で、しかも左手だけを残した焼死体で。
あぁ、どうしてはるかちゃんってばこんなに事件にまとわりつかれちゃうのでしょうか?
そーゆう展開にならないと八雲が活躍出来ないからで〜す(^−^)
それはさておき、今回の主役は真人くん←母性本能全投入(笑)
強かったね、よく頑張ったね。絶対に幸せになってね
『相棒ー劇場版ー』 司城志朗
圧倒的な人気を誇る刑事ドラマ『相棒』
杉下右京と亀山薫=水谷豊と寺脇康文がテレビの中から飛び出しました。
この本は去年の春に公開された映画の小説本です。
5年前の事件、SNS人民法廷での評決と殺人事件、
チェスの棋譜を絡めた犯行。
小説でもストーリー展開のスピード感に脱帽します。
いやぁ、脚本が面白いとこうなるのねぇ。
映画はテレビで見ました。犯人解っちゃってたからねぇ(^^ゞ
『いっちばん』 畠中恵
あっ!4月の本で書いちゃったのでしたぁ〜。
そちらでどーぞ
『まんまこと』 畠中恵
もめ事の裁定をする町名主の跡取り息子、麻之助。
お気楽で悪友たちとのんきな毎日を送ってはいるけれど、
いざ、もめ事の裁定をすると、アッパレな若者なのですねぇ。
諍いの中から浮かぶ本音と建前。
相手を思う故に飲み込んでしまう自分の心。
最後のお話で麻乃助さん、結婚しちゃいそうなんですけど。。。
次回作、読んだほうがいい?
『夏季限定トロピカルパフェ事件』 米澤穂信
『春季限定いちごタルト事件』に続く第二弾!
今度は夏休みだよ〜。
日々を平穏に過ごす生活態度を獲得するために
ひたすら地味に目立たない高校生活を過ごそうとする子鳩くんと小山内さん。
めちゃめちゃ甘いものにこだわる小山内さんの<スイーツセレクション・夏>
よーするに小山内さんが食べたいスイーツ30品目を全部食べて回る企画(笑)に
振り回される子鳩くん。そこに起きる大事件!
ものすごく考えられたミステリ。
ラストであんなことになっちゃって二人はどうなるの??
次回作『秋季限定栗きんとん事件』も目が離せなくなりそうだわ〜!
米澤穂信(31才)。若手作家さんの中でもお気に入りになりつつあります。
『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信
米澤穂信の作品は、古典部やら小市民シリーズの青春満載ミステリしか
読んだことがなかったのでこの本には衝撃を受けました。
怖いじゃん・・・物凄ぉ〜〜く・・・

登場人物はすべて(時代錯誤な)超セレブ&(絶対いない)使用人
ふつうのサラリーマンや当たり前の家庭の風景は全く無し。
でも、クセになりそうなこの倒錯感がたまりませんねぇ(笑)
『希望ヶ丘の人びと』 重松清
パワーシャベルで削った丘の上
幾つもの同じ様な小さな家、どこまでも続くハイウェイ
彼らはそこを名付けた”希望ヶ丘ニュータウン”
赤茶けた太陽が工業地帯の向こう沈んでゆく
Word.浜田省吾
私の住む私鉄沿線沿いに「希望ヶ丘」はあります。
省吾は若い頃、この私鉄に乗ってバイト先の電池工場に通っていました。
そこで目にしていた「希望ヶ丘」という駅名が
いつの間にか頭の中にインプットされていたのかもしれません。
実際の希望ヶ丘は駅の東西に住宅地が伸び、小さいお店が並び
病院や公園が程良く揃っていて地味だけれど親しみやすい町です。
三つの小学校と二つの中学校を従えるかのように
丘の上には神奈川県最大の敷地面積を誇る県立希望ヶ丘高校が建っています。
重松清が希望ヶ丘を舞台に選んだ物語とはどういうものなのか・・・?
それだけの興味で読むには有り余るくらいの思いを抱えて本を開きました。
亡くなってしまった妻の故郷に引っ越してきた父子。
思い出と悲しみ、それぞれが抱える困難。
かなり涙腺が脆くなります。最後に近づくにしたがって要注意!
今の自分だからこそ、共感できる部分がたくさんあります。
希望ヶ丘よ 永遠なれ

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