シルバーウィークも終わり、なんとな〜く季節が過ぎていきます。
それなりに仕事や家事や細々した用事は山ほどこなしているはずなのにね。
なのに・・・この緊張感の無い時間経過はなんなのぉ?
と、自問自答してみる今日この頃。
まぁ、一番のお楽しみの予定(省吾のライブ)が無いってことに尽きるのでしょうね

しょ〜〜ごぉぉ〜〜〜
さっ、気が済んだところで(笑)
初秋の本
『三匹のおっさん』 有川浩
な〜んとラブコメの女王がaround還暦世代のおっさんたちが
主役の本を書きました(笑)
このおっさんたちの愛すべきキャラがいいんだぁ〜(^−^)
責任感があって、強くて優しくて、筋が通ってる。
もう日本男児の鏡っ!?
私のタイプはキヨ←ファッション改良後の・・・(笑)
ご近所で起こるトラブルをこ〜っそり解決していくのもかっこいい。
でもってね、やっぱりあるんだー

こっちもメインでしょ?
ってのが、祐希くんと早苗ちゃんの恋話

これシリーズ化(もしくは映像化)してくれないかな。
あと5年くらいしたら省吾も仲間に入れるね。
タイトル変えなきゃ、「四匹のおっさん」に(笑)(笑)
『廃墟建築士』 三崎亜記
世界のあちこちに存在する、人間の住処、あるいは
人間が必要として建てられた建物。
そんなごく当たり前の建造物にまつわる不思議な物語の数々が綴られています。
七階撤去の法律と闘う「七階闘争」
朽ち果てる事だけを目的として建てられた廃墟を
造り続ける人たちを描いた「廃墟建築士」連鎖廃墟に魅せられ、
こだわり続ける建築士たちの心が解るような気になるのは私だけなのでしょうか?
「図書館」では、意思を持つ誇り高い本達の驚くべき姿に圧倒されました。
イッカクリュウチョウ、見てみた〜〜い

どうして彼らは命を賭けて蔵を守るのか?
何を守るための蔵なのか?真実は蔵の中にあるのか?「蔵守」
『黄金旋律 旅立ちの荒野』 村山早紀
図書館のティーンズコーナーにどーんと表紙置きされていた本。
装丁は「栗きんとん事件」と同じ片山孝子さん!
これは借りるしかありませんっ(笑)
そしてまさしく一気読み。
14歳の少年、臨が目覚めたのは遠野市民病院のカプセルの中。
しかも、数百年も未来の悲惨な世界だった。
優しい看護師ロボット、佐藤ひまわりさん。クマ型ロボットのテディ。
初めて巡り合った人間(ちょっと変わってるけど)の友達、ソウタ。
黒い翼を持った猫のアルファ(年は200歳)
臨の旅が始まりました。
この本って・・・シリーズ一作目だったのね←読み終わって気づく私(^^ゞ
宮部みゆきの「ブレイブストーリー」と石田衣良の「ブルータワー」を
取り混ぜたような、成長と意志の新世紀ファンタジーです。
『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎
陽気なギャング、復活しましたねぇ。
あ、最近文庫化もされたらしいよ。
前半部分で、それぞれの日常での出来事が語られ、
華麗なる銀行襲撃の様子が続き、そして・・・
さぁ、ここからが伊坂幸太郎〜(笑)
なーんと、銀行襲撃の真っ最中に、社長令嬢誘拐事件に遭遇しちゃうのですねぇ
怒涛の後半部分で、前半の会話や伏線がゾクゾクするほど効いてきます。
読み心地抜群な一冊!
『ピラミッドキャップの謎 前篇』 はやみねかおる
副題は『怪盗クイーン、仮面舞踏会にて』やっと読めたよ〜〜

このシリーズ大好き〜〜(*^。^*)
超弩級巨大飛行船・トルバドゥールの主、怪盗クイーンと
そのパートナー、ジョーカー、世界最高の人工知能RDが
世界を駆け巡り大冒険を繰り広げるよ。
遊び心の塊のようなクイーンに引っ張り回される
ジョーカー、RDとのやり取りはまるで漫才のようでめちゃめちゃ笑えます。
今回も日本でお醤油盗んだり、オーストリアで馬車盗んだりしてるけど
本命はドイツの古城に眠る秘宝「ピラミッドキャップ」
児童書のくせに前後篇2冊で、なおかつこのボリューム?!
いやぁぁ、恐るべし、はやみねかおる(笑)
いい男だらけの登場人物の中でも特に気になるのがヤウズくんと仙太郎(笑)
後篇の舞台はいよいよエジプト。ワクワクするねぇ〜ヽ(^o^)丿
『ピラミッドキャップの謎 後篇』 はやみねかおる
副題は『怪盗クイーンに月の砂漠を』
な・なんとこの本523ページもあります。
前篇合わせると軽く1000ページを超える児童書・・・

まるで貴志祐介のようだぁぁ
後書きの冒頭に「誰が読むんだ、こんな長い話!」と作者本人が口走ってます(笑)
最後まで読んだ人には「超(ハイパー)読了認定書」が贈呈されます(笑)
これだぁ〜(笑)
文明発祥の地、エジプトを舞台に
ピラミッド創造にかかわるさまざまな謎を解き明かし
月を引き寄せるピラミッドキャップの暴走を食い止めることが出来るのか?
これだけの人数のキャストたちが生き生きと活躍するお話はあんまり無いかも。
これまでは大体、重い作品を読み疲れた時の息抜き本として、
はやみねかおるを読んでいましたが、扱いが間違ってた。
半端な作家さんじゃないわ。はやみねさん、ごめなさ〜〜い。
『オチケン!』 大倉崇裕
いつものように図書館を徘徊して見つけた本。
題して抱腹絶倒青春落語ミステリー(笑)
大学入学早々、廃部の危機に瀕した落研(落語研究会)に
無理やり入部させられた越智健一くん。
彼を待ち受けていたのは古ぅ〜い(幽霊が出るらしい)部室と
二人の変わり者の先輩(落語の天才岸くんと爽やかなイケメン中村くん)
落語もろくに知らないのに、勝手な先輩たちに振り回され、
サークル間の陰謀にも巻き込まれる越智くんが気の毒〜←でも笑えるぅ
落語を活字で分かりやすく書いてくれているのですごく面白かったです。

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