昨日は凍えるような寒い一日でした。
季節は晩秋


いろいろなことを抱えていても、
少しづつ前向きに進んでいきたいと願う日々です。
素敵なイラストに彩られた2冊
『植物図鑑』 有川浩
植物図鑑という名のラブストーリー。
本屋さんで手に取った時、可憐な雑草(という名の草はないが)の写真と
巻末に載っている”道草料理”のレシピに目が止まりました。
そして、本のページを捲ると、とんでもないセリフが・・・
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」
「咬みません。躾のできたよい子です」
それがイツキとさやかの出会いでした。まさしく運命の出会い?!
道草の楽しさとグルメ本のような美味しそうなお料理が、
映像のように目の前に広がります。
この本ダメだった・・・完全に涙腺が崩壊しちゃった。
幸せなのに、いつも笑っているのに、求め合わずにはいられないのに。
突然(当然?)の別れの後のさやかの姿が切なくて苦しくて・・・
再会の後のさやかが漏らした恐れの言葉。
「胸にぽっかり穴が開いたような」
使い古されたその表現には使い古されるだけの理由がある。
おとぎ話のような出会いとキラキラ光る恋模様。
でも決してそれだけの本ではありません。
『桜の園 神代教授の日常と謎』 篠田真由美
桜井京介の恩師・W大西洋美術史教授神代宗の事件簿第二弾。
今回の物語に登場する邸宅は、実在した(している)モデルが存在します。
ひとつは講談社の三井邸←残念ながら解体されました。
もうひとつは今話題の新総理、鳩山さんゆかりの元鳩山一郎邸。
こちらは現在「鳩山会館」として数々の歴史を刻んでいます。
神代教授の家族にまつわる謎が解き明かされるにしたがって
人の想いの強さ、ねじれ、葛藤が浮かび上がってきます。
只野先生っていいな・・・←もはや好きかもぉ(*^。^*)

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