怒涛の4月をなんとか乗り切り今日から5月〜〜

一回しか日記を書いていませんでしたねぇ←今気がついた私(^^ゞ
はるちゃんの春遠足@三浦魚市場も雨天決行したし、
参観日と懇談会と集団登校の旗持ち当番も終わったし、
上京した広島ママも喜んで滞在してくれたようだし、
おねーちゃんのギブスもやっと全カットに至りました。
少しずついつもの平和で穏やかな生活に戻っていけるといいなぁ。。。
本もあまり読めませんでした。
『こころげそう 男女九人お江戸の恋ものがたり』 畠中恵
心化粧(こころげそう)−口には言わないが、内心恋焦がれること
下っ引きの宇多は、想いを伝えられないまま亡くなってしまった幼なじみの
於ふじの幽霊と再会する。死の真相を探るうちに幼なじみそれぞれの
恋や夢や悩みが浮き上がり絡まり合う。
諦めなければいけないものや、見失ってしまうものはたくさんあるけれど、
心の中の想いはいつまでも消えることはないのかもしれません。
宇多が呟いた一言が胸に迫ります「ああ、何て好きだったんだろうか」
『喋々喃々』 小川糸
東京・谷中でアンティーク着物店「ひめまつ屋」を営む栞。
ある日、父親そっくりの声を持つ木ノ下さんが店にやってくる。
少しずつ甘く膨らんでいく恋心、離れて暮らす家族との微妙な距離感。
谷中、根津、千駄木などの季節折々の風景や、美味しいお料理の描写は
とても丁寧で綺麗に素敵に描かれています。
ただ・・・人の感情を描く文章の中で、
唐突に強い言葉や表現が現れるのが気に障りました。
栞と木ノ下さんが幸せになるということは、不幸になる人がいるということで・・・
んん〜〜、難しい。。。
『街の灯』 北村薫
8年前に読んだ本の再読です。
ベッキーさんシリーズの最新刊『鷺と雪』を読んだら
一作目からまた読み返してみたくなりました。
昭和七年、花村家令嬢栄子の運転手としてやってきた別宮みつ子。
栄子はサッカレーの小説『虚栄の市』のヒロインにちなみ
彼女をベッキーさんと呼ぶ。
なんといってもベッキーさんの凛々しさ、聡明さ、思慮深さに圧倒されます。
桐原侯爵家の勝久様が一目で彼女に惹き付けられてしまったように。
『玻璃の天』 北村薫
こちらも再読。ベッキーさんシリーズ第二作。
「幻の橋」で栄子さんは若月さんと運命的な出会いをします。
そしてあの再会へ、あの電話へと時が動いてしまうのです。
報われなかった40年前の悲恋が蘇る・・・
「玻璃の天」では、謎に満ちていたベッキーさんの過去が明らかになります。
バベルの塔のような邸宅の天上に輝くステンドグラスに隠された
彼らの決意が胸を貫きます。
『リズム』 森絵都
第31回講談社児童文学新人賞・第2回椋鳥十児童文学賞受賞作。
森絵都のデビュー作です。
中学1年生のさゆきは、近所に住むいとこの真ちゃんが小さい頃から大好きだった。
真ちゃんは高校に行かず、髪を金髪に染めてバンド活動に打ち込んでいる。
子どもから思春期の時代へ…さゆき13歳の物語
まわりのことが気になって自分がめちゃくちゃになりそうな時、
心の中でリズムをとるんだ。
まわりの音なんて関係ない。自分だけのリズムを。
『ゴールドフィッシュ』 森絵都
中学3年生になったさゆき。リズムの続編です。
大好きな真ちゃんは音楽で成功するという夢をかなえるために東京に行き、
いつも一緒だった幼なじみのテツは、めっきり大人びて
自分の進む道を見つけている。
さゆきにはやりたいことが見つからない。分からない。
夢と現実の間で揺れる幼なじみ三人それぞれの思い。
自分だけのリズムは奏でられるのだろうか。

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