中学校の入学式が終わりました

桜が散り始めました。
復興支援コンサート(さいアリ)の一般エントリー期間真っ最中

気持ちも新しく元気で明るくこの春を過ごしたいです。
もうちょっとまめにここにも来なきゃねぇ〜。
やっと新学期&新年度のバタバタから解放されて読書時間が増やせそうです。
今回は人気作家さん揃いのこの4冊!
『偉大なるしゅららぼん』 万城目学
京都・奈良・大阪と続いた近畿地方シリーズ(?)
今回の舞台は滋賀県・琵琶湖でございます〜〜!
琵琶湖畔・石走に住む日出家と棗家。
彼らは琵琶湖から不思議な力を与えられていた。。。
とにかく登場人物がめちゃめちゃぶっ飛んでます。
本物のお城に住んでいて、白馬で城内を散歩するおねーさんがいて、
真っ赤な詰襟の学生服で、船に乗って登校する高校生・・・
万城目さん、やりたい放題で〜〜す(笑)
「しゅららぼん」ってそんな意味なんかいっ?!←突っ込みたくなるわ〜(笑)
涼介と広海が共通の敵に対して一緒に湖を渡る(歩く?)シーンは圧巻の迫力。
最後の文章のその先の景色が鮮やかに目の前に広がる
素敵な一冊です。
『マリアビートル』 伊坂幸太郎
悪人たちしか登場しない『グラスホッパー』の続編。
正直また後味の悪〜いお話だったらイヤだなぁっと警戒しながら読みました。
東北新幹線「はやて」に乗り合わせた悪人たちが大活躍〜〜(笑)
主役は誰なのかよく分からないけど、とにかくキャラの濃い悪人たちが勢ぞろいですぅ。
蜜柑と檸檬。木村と王子。七尾と真莉亜。
それぞれの役割、お仕事を全うするために全知全能をフルに使って
繰り広げられる心理戦と肉弾戦。
いやぁ、物凄い迫力。スリルとサスペンス。
そして最後の最後に登場する「歩くウッドストック」木村夫妻のせりふ。
六十年、死なずにこうやって生きてきたことはな、
すげえことなんだよ。分かるか?
実際に生き延びられるかどうかはやってみないとわからねえんだ
うう〜〜、深い・・・
しょーがない。認めよう。伊坂幸太郎、面白かったよ。
『マスカレードホテル』 東野圭吾
殺人事件の犯行予告を解読した捜査班が
現場となる高級ホテルに潜入させたのは、
優秀だがひねくれ者の刑事、新田浩介。
彼がホテルのフロント担当として完全な仮面を被る為に
指導係としてコンビを組んだ完全無欠のホテルマン、山岸さん(かなりの美人)
互いに反発しながらも、事件を追い、さまざまな宿泊客とのやりとりを
通じて、次第に認め合っていきます。
ストーリーがすっきりシンプルなので、とても楽に読めます。
また映画化かしらぁ?(笑)
ミステリー要素よりも、ホテル内での人間模様が面白い本かな。
新田さんより、能勢さんの方が刑事としての魅力は大きい気がしました。
『黄金坂ハーフウェイズ』 加藤実秋
お久しぶりの加藤美秋。
シャープだけど、笑える描写もいっぱいで
相変わらず肩肘張らず楽に読めるのが良いですねぇ。
物語の舞台は、東京の下町、花街黄金坂。
福岡の大学を卒業して地元に戻り、就職浪人中の隼人と、
お香の老舗、春薫堂のぼんぼん楓太が、黄金坂で起こる住民たちの
さまざまなトラブルに関わってゆく連作小説です。
一つ一つのストーリーの中に横たわる同級生朝美の死の謎。
友情の軋みや自意識の歪みに苦しみながらも成長する二人の姿が爽やかです。
そして、昼営業の立ち飲みバー「HOLLOW」のイズミくん。
主役も霞む存在感っ!!
次回作(あるかなぁ?)でもイズミくん、要チェックで〜す。

0