もうすぐ・・・会報が届く〜〜(予定)
宮城のチケットも届く〜〜(予定)




たぶんこれから一ヶ月くらいは普通じゃなくなる予定です(笑)
まともなうちに5月一回くらいはブログを更新しておこうっ!←前向きでしょ
『空飛ぶタイヤ』 池井戸潤
上下二段、489ページのフルボリューム経済小説。
なのに一気読みでした。これぞ読書の醍醐味?!
走行中のトラックのタイヤが外れて、歩いていた母子を直撃。
お母さんは幼い男の子を遺して33歳で亡くなってしまう。
トラックの整備不良を決め付けられた、中堅運送会社の赤松社長は、
自動車を製造した大企業の、リコール隠しに対し、
あらゆる方法で立ち向かっていこうと孤軍奮闘する。
物語の発端となった交通事故は、まさに私が暮らす町の
職場へ向かうメイン道路で実際に起きた不幸で理不尽な事故でした。
そんな背景もあり、この本の登場人物に深く感情を揺さぶられました。
自動車会社への責任追及だけにとどまらず、系列融資銀行の内情や、
警察捜査のやり方にまで、目を配り、
物語の幹を彩る枝葉のようにストーリーのスケールを広げているところが
凄いと思います。
『ばんば憑き』 宮部みゆき
宮部みゆきの魅力のひとつが、不思議でぞくりとする怖さと
心にじんと沁みる味わいを備えた江戸ものがたりです。
「ばんば憑き」では少しずつ歯車が軋み狂っていくような恐怖、
「博打眼」ではお美代と言葉を交わす狛犬の阿吽さんの可愛さ、
「討債鬼」では、利一郎を助ける悪がき三人トリオの
活躍だけでない、最後の影の登場に度肝を抜かれました。
さすがだ〜〜!巧いわ〜〜!
読み応え十分の一冊!!
『池袋ウエストゲートパーク\ 龍涙〜ドラゴン・ティアーズ』 石田衣良
なんとIWGPも第9作目!?
長いシリーズになったねぇ〜。しみじみ
今回大活躍するのは、マコトは主役だから置いといて(笑)
タカシ、サルのいつもの鉄板メンバーはとーぜんなんだけど、
文句なくマコトのお母さんですねぇ。
この母にしてこの子(マコト)有りなんだと再確認。
そしてひとつひとつの物語の中に、魅力的な人物が登場します。
悪徳美容商法・ホームレス・出会い系ビジネス・中国人研修生。
物語の舞台は池袋に限定されているのに、
持ち込まれるトラブルの正体(元凶)はまさに社会的国際的時事問題。
っま、そこがこのシリーズの色褪せない魅力ってことだね〜。

0