真央ちゃ〜〜ん!!だいすけく〜ん!はにゅーく〜ん!
かさい〜〜!!←何故か呼び捨て(笑)と騒いだソチオリンピックも終わり
一つ年を取り(あぁあ・・・)、雪と格闘し、
省吾のFC更新と運転免許も無事済ませ(ちょっと忘れてたけどね

)
気が付いたらあと一日で2月が終わりますぅぅ。
最近読んだ本です
『神去なあなあ夜話』 三浦しをん
神去村の愉快な皆さんたちが帰って来ました〜〜!
前作は横浜育ちの勇気くんが、林業という
マイナーでデンジャラスな現場にビビりながらも、
働く喜びや人との繋がり、自然の神秘に目覚めていくお話。
でしたが、今回は「夜話」だからね。
勇気くんも二十歳になったし、大人の話よ!お・と・な(笑)
直紀さんへの恋心もさらにつのり、
そりゃ、思うこと(妄想?)もいろいろエスカレートするよねぇ。
独り言のような勇気くんの書き物に、なんと読者も登場!
この繁ばあちゃんがかなりにパワフルで曲者。
さすが、あんな酷い逆境の中でヨキを育てただけの人です。
それにしても、読みながらこれだけ楽しく
突っ込みが出来る本はなかなか見つからないよ〜。
親方さんの一人息子、山太くんの純粋無垢ぶりが可愛過ぎ〜!
クリスマスの理解度はアレでいいの〜?
赤松ツリーはほとんど七夕だし、
プレゼントはお父さんの手作り木工ロボ(サンタさんのお手紙付き)
ご馳走はちらし寿司、鯛の塩焼き、ほうれん草の白和え←完全和食!
ミスマッチだろうが何だろうが、回りの大人たちが山太のために
いろいろ準備したり心を向けているのが素敵なんだよね。
あ!そーいえば映画も完成したみたいなので見に行きたいです。
『夢幻花』 東野圭吾
まず目に飛び込んでくるのは
闇夜に浮かぶ色鮮やかな朝顔の表紙。
何の関連もない二つのプロローグから
本編に入ったとたん、この謎だらけの事件に
一気に引き込まれます。
東野圭吾、恐るべし。。。
黄色い朝顔にまつわるいくつもの悲劇。
その遺されてしまった負の遺産に向かい合う人たちの覚悟と姿勢が
この本にミステリーではない志をも表しています。
エピローグで原発と向き合う結論を出した蒼太の言葉がとても印象的でした。
「世の中には負の遺産というのがある」
「それが放っておけば消えてなくなるものなら
そのままにしておけばいい。でもそうならないのなら、
誰かが引き受けるしかない。それが俺であったって構わないだろ」
『さくらほうさら』 宮部みゆき
宮部みゆきの最新長編時代小説。
お正月にNHKでドラマにもなりました。
江戸の街中で暮らす人たちの息遣いを間近に感じられる605ページです。
地方の小藩で主が罪に問われ自刀に追い込まれ断絶になった古橋家。
父が陥れられた事件の真相を解明する密命を受け江戸で生活を始めた笙之介。
深川、堀割長屋で暮らす笙之介は早朝、川の岸辺の桜の下に佇む
娘(和香)に心を奪われる。
個性豊かで人情深い長屋の人たち。
懐が深く大人の魅力に溢れた江戸留守居役、東谷。
大好きな父を失ない、母や兄の間に埋めようのない溝を抱える笙之介は
長屋に持ち込まれる謎に向き合い、父の事件の真相に迫ります。
とんでもない真相と思いもかけない展開に驚かされました。
笙之介と和香のさりげない会話が心にじんわり残るラストがいいです。

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