和歌山に来るのは8年ぶり。
前回も関西空港から入ったはずなのに、
小島くんは「船で来た」って言うんだよね。
なんで…?
「飛行機で来た」と覚えている理由は、
関西空港を上空から見たかったのに、
着陸するまで読書に夢中で見逃してしまい、
「しまった!」と思った記憶があるから。
そして8年後の今回。
夕暮れの志摩半島あたりの上空で、
「今回こそは関西空港の全貌を見られるぞ」と思っていた。
「着陸に備え当機は次第に高度を下げて行きます」とスチュワーデスのアナウンス。
次に気づいたのは飛行機が着陸した時の振動。
「…あぁなんで寝てしまったの…!?」
僅か15分間、その間に着陸してしまい、
またもや上空から関西空港を見る機会を逃してしまった。
がっかり…。
ライトアップされた「和歌山城」が美しく迎えてくれて、
慰められた。
2006年10月20日 浜田省吾