今晩は、押しかけブロガーの田家秀樹です。
たった今、NHKホールが終わったところですが、熊さんの姿を探して、書かせてよ、と押しかけました(笑)。
すごかったんですよねえ。良かった、という次元を通り越している。
始まった時から、そういう感じはしてました。一曲目の最初の音が出たときから、やばかったんですよね。何だろうな。音の間、というのかな、空気感というのかな。何かがこもっているというのかな。非科学的な言葉を使えば客席と交信している瞬間を見た感じがしたんですよ。わかってもらえるかな、この感じ。客席の反応や気持ちと演奏が合体した瞬間に触れた気がしたんですね。
この前、ここにお邪魔したのは、4月4日、長野でした。あれから約一ヵ月半、個人的には洋邦合わせて20本以上のコンサートを見てるでしょう。その中で、一番年長のアーテイストが浜田さんでした。明らかに、この間に見てきたバンドとは違ったんですよ。当たり前ですけどレベルが違う。熟練とか、成熟とか言いますけど、キャリアと実力と、客席を受け止める度量みたいなものでしょうか。
そんな感じで自分でも何だか解らないままに三曲目くらいまでは、涙腺がゆるみそうになって仕方ありませんでした。よくウルウルといいますけど、そういう感じでした。
感じ、という表現が多いですが、仕方がない。考えて書いてませんから。自分の気持ちが言葉にならないもどかしさと共にです。
でも、そんな感傷的になったのは、そのくらいですよ。もちろん内容は明かしませんけど、後半のテンションがすごかった。演奏が若い。「J−BOY」のあの若さは何だ!それも勢いで突っ走っているんじゃないです。全部解った上で、若い。変な言い方ですけど、若さを楽しんでいるというか。それしか出来ない若さとは違います。
今日は撮影が入っていたんですね。それは知りませんでした。そのせいもあったんでしょう。あれだけのミュージシャンが自分の最高のプレイを残そうと思った時の心技体のクオリテイというんでしょうか。それぞれの曲の今の解釈と、表現の完成度。そう、完成度です。
ツアーと言うのは毎回違うものですし、客席によって変わるものでしょう。でも、今日は、あえて完成度、という言葉を使いたい気分です。
ここまで書いて、ちょっと疲れました(笑)。一気に書きましたから、ブレイクです(笑)。
あのアンコールはいつからやってるんだろうな。客席の反応も良かったんですよ。いろんな意味で、ここまで来たから生まれたライブでしょう。
このツアーの完成形、“浜田省吾”というアーテイストの完成形、“浜田省吾”というアーテイストのコンサートの完成形。途中で、これまでのライブの映像が挿入されるシーンがありました。でも、当時を懐かしむでもない、比較の対象にはならない。今日のライブが一番良いと思わせてくれるライブでしたよ。
今日、NACK5の僕の番組で、明日は父の日だからと「I‘m a father」をかけたりしました。その中でチケットが取れないという話をしましたけれど、今日も表に、チケット譲ってくださいという人が沢山いました。見られない人が多いのに、こんなに良かったというのも気が引けますが、是非、DVDでチェックしてください。
何度も言いますが、これが浜田省吾のコンサートですよ。2007年6月16日、ここにいることが出来たことを感謝します。冥土の土産が出来ました、なんていうと、本当にそうなる年なんで、言わないようにしますが、といいつつ書いてしまいましたが・・・。
明日は父の日です。ロックンロール・ファーザーでいましょう、じゃ、おやすみなさい。今度はどこで見られるでしょう。ツアーはまだまだ続きます!
いやあ、興奮しました。何度も書きますが、勢いで書いてるんで、そのつもりで読んでくださいね。
あー、これですっきりビールでも飲みます。余韻を楽しみますよ!
NHKホール 20:25 終演
21:14投稿