何だかインチキした気分。
道東から道北への移動に飛行機を使ったのは今回が初めてだ。
釧路や帯広から旭川や北見に移動する時はバスで・・・というのがツアーの不文律だった。
ツアーを始めたばかりの頃は4トン車にPAと照明機材を積み、ミュージシャンと楽器はマイクロバスで、夜中に6〜7時間かけて移動したものだ。
帯広から函館まで丸1日かけて走ったこともある。冬は車の中でさえ寒くて、凍えるつま先を丸めていた。
今回はスケジュールがタイトということで、スタッフのチーフクラスとミュージシャンだけは飛行機ということにしてくれたらしい。
「これって年寄り組ってこと?」
しかし、夏の北海道のバス移動は観光気分で楽しい。あいにくの雨だけど、きっと新緑が美しかったに違いない。
せめて、めずらしいプロペラ機の機上から十勝岳や大雪山を見ることが出来る・・・と思ったが、厚い雲に遮られ何も見えなかった。
旭川に着くとお祭りをやっていた。
ゆかた姿の女の子達が可愛いらしい。
市内に入り、老舗のそば屋で美味しい”鴨の付け蕎麦”を食べた。
美味しかった。