いよいよFestival hall 最終日。
もうこの会場に来ることがないのかと思うと寂しい気がします。
Festival hallでのコンサートは今日のコンサートで21公演目になります。82年からずっとお世話になってきました。
それ以前は79年から大阪厚生年金会館を使っていました。大阪厚生年金会館では12公演を行っています。最近ではグランキューブ大阪で3公演を行っています。で、大阪で一番多くコンサートを演った会場が、87年から行っている大阪城ホールです。26公演を行っています。随分と多くのコンサートをやってきたものです。
Festival hallと大阪厚生年金会館を合わせたら33公演を行ってきたことになります。何でこんなことを書くかというと、大阪厚生年金会館も来年秋で営業停止するのです。Festival hallと大阪厚生年金会館・・・・この二つのコンサートホールが一度に無くなる訳です。大阪厚生年金会館は大阪の文化の発信地として39年間親しまれてきました。国の年金福祉施設の合理化計画によって、一般競争入札で売却されるのです。売却されればおそらく大企業やデベロッパーが購入して、高層マンションなどに建て替えられるのだと思います。
それでいいんでしょうか?大阪府民はどうするんですか?大阪の文化はどこから発信していくのですか?
元をただせば、国のいい加減な政策の後始末が我々一般市民に押し付けられる構図になっているのだと思います。
来年営業停止するのは大阪の厚生年金会館だけではないのです。名古屋市、北九州市の厚生年金会館も含まれています。それ以外の東京や札幌や金沢も・・・。
それに全国の郵便貯金会館(メルパルクホール)も同じです。随時閉館されています。
もちろん広島市のように厚生年金会館と郵便貯金会館が閉館の危機にあったのですが、広島県と広島市が二つの会館を引き受けました。名称は変わりましたが、二つの会館はなんとか存続しました。
このことは大阪だけの問題ではなく全国的なものなのです。全国各地の文化の発信地をなくしていっていいんでしょうか?まだ十分使えるのに・・・。
“美しい国日本”は頓挫しましたが、福田さん、なんとか考えてください。“自立と共生”のために・・・。
堅い話を長々と書きましたが、たまたま今日のFestival hallと厚生年金会館が閉館されるのでちょっと問題提起してみました。
みんなで考えてみませんか?
Festival hallの客席。
ワインレッドの椅子。いいですね〜。
ところで、Festival hallで一番多くの公演を行ったのは誰でしょう?
さだまさしさんでした。
な・な・なんと193公演だそうです。
凄い!!