冬の始まりを告げる「雪雷」が鳴って
嵐だった北陸から広島までやってきました。
半年ぶりに見るライブは、まさに生き物のように
素敵に姿を変えていました。
すごいメンバー、スタッフ、そして浜田さんですね。
半年です。そう半年。
一年前には雪雷の能登に浜田さんたちがお墓参りに来てくれました。
あっという間だったけど、考えると長い日々です。
誰だってそうなのでしょうが、
仕事も生活にもいろんなことがあって、
毎日のように、このブログを見ながら過ごし、
この日に観に行こうと思いながらも、
都合が悪くなってはあきらめて、
ブログで様子を知って、また次の予定を立て
そうやって日々を重ねるうちに
夏から秋を過ぎて、冬になりました。
そして今、初めて持つ感情に僕は揺れています。
何十年もの間、浜田さんのコンサートを見て来て
今回ほど、ツアーの終わりが来てしまうことが
寂しくて悲しいのは初めてのことなのです。
これから始まるツアーのなくなった日々。
その「大いなる不在」に心揺れるばかりです。
浜田さんがいつものように
また新しいアルバムを作り、ツアーに出てくれることに
何の疑いもないのに、です。
ブログ読者のほとんどの人が
僕と同じような気持ちのなっているのではないでしょうか。
多分それは、このブログのせいでしょうね。
昔、ラヂオ番組を作っていました。
AMであれFMであれ、そのほとんどが音楽番組だったのですが
地方の小さな街ではいつも、そこに住む人達の
ささやかな日々に起こった出来事を語り
多いに同感し、小さくうなずき、励ましたりされたりしながら
曲を紹介しながら、時間や時代を共有していたような気がします。
音楽と僕らの日々が重なり合う幸せな瞬間を
ラヂオから感じることができる時代でした。
こうやってパレードが進むように
ツアーの行くあちこちの街での浜田さんやメンバー、スタッフや
何よりもそこにいるファンの人達の様子をブログで見ることは、
まるでツアーと僕らの生活を重ねるような月日でした。
今、そのことに気づかされています。
行ったことのない街で
浜田さんやスタッフが積み重ねてきた
長い歳月の重さや濃さ。
ファンという言葉ではくくりきれないくらい
同じようで少しずつ違う思いや、
全く違うそれぞれの生活や人生に、
自らを重ねながら
今という現在進行形でこんなことができた幸せに感謝しながらも
送った幸せな日々の後に来る「大いなる不在」に
寂しさをかくせないのです。
今度いつ逢えるかな
それはみんなの思いですよね。
ロード&スカイの高橋さんに
病気で入退院を繰り返していた頃に
言ってもらった言葉があります。
「まずは週にひとつの小さな楽しみをみつければいい。
それから月に一度のもう少し大きな楽しみをみつけようよ。
後は一年に一度の自分へのご褒美みたいなものがあったらいいね。
とにかく、生きていようよ。生きてさえいれば・・・・」
今はもう一度、その言葉を思い浮かべています。
岩熊さんが頑張って僕たちにくれた素敵な時間に感謝します。
そして皆さんにも感謝しています。
岩熊さん達スタッフが、どんな風に浜田さん達を支えた年月だったのか
あらためて、その時間の積み重ね以上の「重さ」を感じます。
僕らはここでお互いに出逢い、お互いを少しだけ知ることができました。
出会いはまるでお互いの存在を見つけあうようでした。
そしてお互いの人生にうなずきあうようにも。
「Over The Rainbow」の歌詞のように
あなたが僕を見つけてくれた場所になりました。
ツアーは残り3日。
まだ続いています。
そして、このブログはどうなっちゃうのでしょうか(笑)
また、逢えたら、いいですね。

広島厚生年金会館の楽屋で・・・
岡崎くんは長野、富山、福井のFOBエリア以来の登場でした。
4月7日に「風の通り道」というタイトルでこのブログに投稿してもらいました。その時は凄い反響がありました。
今回も浜田本人への深い!深い!愛情を感じます。
一言、「ありがとう!!」 岩熊